仕事ができる人ほど「全部やらない」
忙しいのに、なぜか仕事が前に進まない。
そんな時は、能力や努力が足りないのではなく、抱えている仕事が多すぎるのかもしれません。
人生の学校、
月曜日は仕事の授業です。
今日は、「全部やる」ことを一度やめてみる話をします。
忙しさと成果は、同じではない
仕事は、私たちの人生の大きな時間を使うものです。
だからこそ私は、仕事ができる人とは、何でもこなせる人ではなく、限られた時間を何に使うか決められる人だと考えています。
メールを返す。会議に出る。資料を整える。頼まれた作業に対応する。
一つひとつは必要に見えます。けれど、それらをすべて同じ重要度で扱っていると、本当に成果につながる仕事が、目の前の忙しさに埋もれてしまいます。
一日中動いていたのに、大切な仕事は何も進んでいない。
これは珍しいことではありません。
なぜ、私たちは仕事を抱え込むのか
理由の一つは、断ることに不安があるからです。
期待に応えたい。周りに迷惑をかけたくない。仕事ができない人だと思われたくない。そう考えるほど、頼まれた仕事を手放しにくくなります。
もう一つは、すべてが重要に見えるからです。
期限の近い仕事。声の大きな人から頼まれた仕事。すぐに返信できる仕事。こうした仕事は目立ちます。しかし、「目立つ仕事」と「成果につながる仕事」は、必ずしも同じではありません。
私も以前は、忙しいことを頑張っている証拠だと思っていました。自分でやった方が早いと考え、頼まれたことを抱え込み、予定表が埋まると少し安心していたのです。
でも、忙しさには達成感があっても、方向までは教えてくれません。
大切なのは、たくさん動いたかではなく、必要な方向へ進んだかです。
優先順位は、三つの質問で考える
仕事が多すぎる時は、まず頭の中だけで処理しようとせず、すべて書き出してみましょう。そのうえで、一つずつ次の三つを問いかけます。
- この仕事は、どんな成果につながるのか。
- 今日やらなければ、本当に困るのか。
- これは、自分がやる必要があるのか。
すぐに答えが出なくても構いません。
大事なのは、「頼まれたからやる」「いつもやっているから続ける」という自動運転を、一度止めることです。
そして、書き出した仕事を「今やる」「後回し」「やらない」の三つに分けます。
「やらない」が難しければ、最初は「今週はやらない」でも構いません。
手放すことは、無責任になることではありません。本当に大切な仕事へ、時間と集中力を戻すことです。
仕事は、量ではなく選び方で変わる
全部を完璧に終える日は、なかなか来ません。
だから仕事では、「何を追加するか」より先に、「何を減らすか」を考える必要があります。
仕事ができる人は、何でもできる人ではありません。
今やるべき一つを選び、それ以外をいったん脇に置ける人です。
今日の宿題🖊️
いま抱えている仕事をすべて書き出し、「今やる」「後回し」「やらない」の三つに分けてみてください。
そして最後に、「やらない」を一つだけ決めましょう。
今日、何を増やすかではなく、何を減らすか。
まず一つ、整理してみましょう。